菊池一族の歩みを紹介/西郷どん企画展、菊池市で

企画展「西郷どんと菊池一族」を鑑賞する来場者=12日、菊池市の「わいふ一番館」

企画展「西郷どんと菊池一族」を鑑賞する来場者=12日、菊池市の「わいふ一番館」

 【鹿児島総局】熊本県菊池市は西郷隆盛の先祖とされる菊池一族の発祥の地。NHK大河ドラマの放送にちなみ、「西郷(せご)どんと菊池一族~そのルーツをたどる」と題した企画展を開いている。西郷の妻愛加那や長男菊次郎にもスポットを当て、一族の歩みを振り返った。

 

 菊池家は平安時代から約450年間にわたって活躍した肥後地方最大の豪族。隆盛は32代目に当たるといわれ、奄美では「菊池源吾」と名乗った。龍郷で生まれた子どもにも「菊」の字を付けた。

 

 企画展は南北朝時代に九州を統一し、20近くの城を築いた一族の歴史をたどった。隆盛と菊次郎の政治家としての功績や愛加那の半生にも触れ、ゆかりの品や史跡を紹介した。

 

 同市の観光プロモーター岩本晃彦さん(39)は資料を集めるため奄美にも足を運んだ。菊池と龍郷が草の根で交流し、大河ドラマ効果を地域おこしにつなげたいと考えている。

 

 企画展は7月31日まで。これまでの来場者は菊池市外からの観光客が半数を超えた。岩本さんは「外からの注目が集まれば、住民の関心も高まる。歴史に触れて地域の魅力を再発見してもらいたい」と話した。

 

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 菊池市は西郷が愛加那と出会った龍郷町と友好都市協定を結んでいる。商工業者を中心に住民が訪問し合い、親交を深めてきた。市内の特産品センターに奄美の特産品や大島紬製品を陳列。商品を手に取る買い物客の姿も見られる。

奄美黒糖焼酎を手に取る買い物客=12日、菊池市の特産品センター「七城メロンドーム」

奄美黒糖焼酎を手に取る買い物客=12日、菊池市の特産品センター「七城メロンドーム」