コロナ禍も地域明るく 龍郷町の松田さん宅、電飾点灯
2020年12月12日
地域
龍郷町の国道沿いにある松田秀樹さん(70)宅の庭のイルミネーションが今冬もともった。2009年に始め、奄美豪雨災害で家屋が被災した翌10年を除き、今年で11回目。新型コロナ禍のこの冬も、地域を明るく照らしている。
松田さん宅は町役場から奄美市名瀬側へ約100メートル地点にあり、自宅前は龍南中の生徒らの通学路。冬場は日が暮れるのが早く、「部活動の生徒らが安心して帰宅できるように、明るく照らそう」と思いついたのがイルミネーション点灯の切っ掛け。
クリスマスシーズンに合わせたイルミネーションは国道沿いで目立つこともあって、通行するドライバーや住民からも好評。その期待に応えるように、飾り付けも年々大がかりになり、今年は昨年までなかった高さ約3メートルのツリーも飾っている。
設置に3日、撤去作業に2日を要し、電気代などの維持費もかかるが、松田さんは「親子連れなどが見に来て喜んでくれるのがうれしくて毎年続けている。まちが少しでも明るくなれば」と笑顔で話した。