ほろ酔い気分で交流 奄美市で試飲イベントなど 奄美黒糖焼酎の日
2025年05月11日
社会・経済

試飲イベントで黒糖焼酎を味わいながら交流を楽しむ参加者=9日、奄美市名瀬
5月9、10日は「奄美黒糖焼酎の日」。さまざまな銘柄の黒糖焼酎を試飲できるイベント「月ぬきゅらさーや」(奄美黒糖焼酎女子倶楽部主催)が9日、奄美市名瀬のAiAiひろばで開かれた。夕方から20歳以上の多くの男女が集い、ほろ酔い気分で交流を楽しんだ。
イベントは同倶楽部が2022年から年2回実施しており7回目。長期間、健康的に黒糖焼酎に親しんでもらうことなどが目的。会場では、身近な材料を使って作れるカクテルのレシピや、飲酒量から摂取した純アルコール量を計算できる用紙も配布し、適正飲酒を呼び掛けた。
この日は、代表銘柄18種類をはじめ、さまざまな味のカクテル5種類やおつまみなどを用意。訪れた人たちは黒糖焼酎の味わいを楽しみながらだんらんし、仕事終わりの疲れを癒やした。
4月に新規採用で県大島支庁に赴任したばかりだという鹿児島市出身の下野哲也さん(22)は「鹿児島では芋焼酎を飲んでいたが、黒糖焼酎はくせがなくて口当たりがおいしかった。〝酒は飲んでも飲まれるな〟で適度に楽しみたい」と笑顔を見せた。
同倶楽部の渡悦美部長は「楽しみにしてくださっている方が多くいてうれしい。黒糖焼酎を長く健康的に飲んでいただきたい。日頃飲んでいるアルコール量を知ってもらう機会になれば」と話した。
また、同日と10日は名瀬末広町の複合施設UNIONでも黒糖焼酎の飲み比べなどができるイベントが催され、訪れた人々は地元蔵元の代表銘柄を味わいながら、それぞれの製品の特徴を楽しんでいた。