「お母さん大好き」 児童らがカーネーション作り 造花に感謝の気持ち込める 瀬戸内町
2025年05月11日
子ども・教育

母の日に贈る紙製のカーネーション作りに取り組む児童ら=10日、瀬戸内町きゅら島交流館
「お母さん、いつもありがとう」「大好きだよ」―。11日は母の日。瀬戸内町のきゅら島交流館(屋田卓也館長)で10日、カーネーション(造花)作りのワークショップがあった。町内の未就学児や児童ら26人が参加し、日ごろの感謝の気持ちを込めて大切な人に贈るプレゼントを用意した。
母の日に合わせて毎年開催する恒例イベントで、今回が21回目。同町地域女性団体連絡協議会(川井黎子会長)の会員たちが講師を務めた。
児童らは赤い薄紙をフリル状に折りたたんで花びらを形作り、茎代わりの針金に緑の紙テープを巻き付けて本物そっくりのカーネーションの花に仕上げた。細かな作業に苦戦する姿も見られたが、どの子どもも真剣な表情で小さな手を動かしていた。
最後に日ごろの感謝の気持ちをしたためたメッセージカードを添え、世界に一つだけの小さな花束が完成した。参加した児童らは「絶対喜んでくれると思う」「お母さんに内緒にできないから、帰ったらすぐに渡すつもり」などと語り合い、プレゼントを大切そうに持ち帰っていた。
参加した嘉鉄小5年生の坂本樹さん(10)は「いつも優しくしてくれてありがとうって伝えたい」と笑顔で話していた。