「保護最優先」基本に 徳之島 勧告受け3町長が会見

3首長が世界自然遺産登録へ向けて基本方針を示した合同記者会見=12日、天城町役場

3首長が世界自然遺産登録へ向けて基本方針を示した合同記者会見=12日、天城町役場

 国際自然保護連合(IUCN)が、世界自然遺産登録を目指す「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」について、登録適当の勧告を出したことを受け、徳之島3町は12日、天城町役場で合同記者会見を開き、環境保護を最優先に3町が協力して取り組む基本方針を示した。

 

 勧告に対しては「これまでの経緯を知る者として大変感慨深く、関係者の努力に敬意を表したい」(大久保明伊仙町長)、「徳之島の宝だった豊かな自然が世界の宝になる」(森田弘光天城町長)などと3首長とも歓迎した。

 

 勧告とともに示された希少種のロードキル問題に関してはちらし、広告を活用し島民の意識向上を図るほか、看板設置でドライバーへ注意喚起する。夜間の通行規制などより厳格な措置について、高岡秀規徳之島町長は「注意喚起しても防げない場合は必要」と実施の可能性を示した。野生化したネコ(ノネコ)の問題についてもさらに対策を講じる必要があるとした。

 

 大島郡町村会会長も務める高岡町長は「自然遺産の影響が少ない地域との地域格差が生じないように配慮が必要」と今後の課題を挙げ、対策として「奄美、徳之島だけでなく沖縄、鹿児島とも広く連携して取り組む必要がある」と群島内外との連携の必要性を強調した。