喜界島にナベヅル飛来 伊地知さん撮影「縁起いい」
2023年02月25日
希少な渡り鳥のナベヅル1羽が喜界島に飛来した。喜界町塩道のサトウキビ畑で22日、野鳥に詳しい同町の農業、伊地知告さん(67)が餌を探して歩いている姿を確認し、撮影した=写真。
越冬のため、シベリアなどから国内では主に出水市の出水平野に1万羽以上の群れが飛来する。体長約1㍍。頭から首にかけてが白く、体は灰褐色。環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類。
奄美群島への飛来は珍しく、秋や春の渡りの季節に時々迷って飛んで来る。喜界島で確認されたのは2020年12月以来。伊地知さんは「喜界島で見るのは4回目。縁起のいいツルを見られてうれしい」と話した。