外来種の拡散防止へ アメリカハマグルマ一斉駆除 徳之島

2018年12月20日

アメリカハマグルマ

アメリカハマグルマ

 【徳之島総局】徳之島建設業協会(酒匂源宝会長)は19日、島内12カ所でアメリカハマグルマの一斉駆除作業を行った。世界自然遺産登録に向けた環境保全活動の一環で、同協会が主催するのは初めて。NPO法人徳之島虹の会(政武文理事長)の指導助言を受け、県道沿いを中心に群生地12カ所を選定。建設業者と徳之島3町、県、自然保護団体などから約170人が参加し、アメリカハマグルマを手作業で引き抜くなどした。

 

駆除作業に取り組む参加者=19日、徳之島町轟木

駆除作業に取り組む参加者=19日、徳之島町轟木

 政理事長は「外来種駆除には人手が必要で、建設業協会の申し出はありがたい。外来種駆除の必要性を周知して、島民一丸の活動につなげたい」と話した。酒匂会長は「自然遺産登録に向けて、今後もできる限り自然保護団体と協力して作業を続けたい」と語った。