見つけたら逃げて! ハブの対処法など学ぶ 知根小で予防講座

2022年05月13日

ハブ咬傷予防講座で、捕獲体験をする教諭と見守る児童ら=11日、奄美市名瀬の知根小

奄美市名瀬の知根小学校(中島保男校長、児童9人)で11日、ハブ咬傷(こうしょう)予防講座があった。児童らは実物のハブを教材に習性や注意点、かまれた時の処置の仕方などを学んだ。

 

講師は県大島支庁保健福祉環境部の恵俊也ハブ対策専門員と中島貴樹技術主査。講座では奄美にすむハブの種類や特徴に加え、5~6月の湿気の多い時期や、早朝・夕方の時間帯に活動が活発になることなど習性について説明があった。

 

また、講師たちは注意点として▽畑や草むらに必要以上に入らない▽見つけた場合は逃げて、大人に知らせる▽かまれたときは助けを求めて安静にし、すぐに病院へ行く│ことなどを児童に呼び掛けた。

 

6年生の杉山翼君(11)は「3年生の時に学校で見かけて怖かった。夜道や草むらの近くを歩く時は注意したい」と感想。ハブの捕獲を体験した中山謙教諭(24)は「ハブ捕り棒を引っ張られ、力強さを感じた。学校の周りでも目撃されているので、自分や子どもたちの命を守れるよう行動したい」と話した。