初春の歌い初め 唄あしびに40人出演 県奄美パーク
2023年01月16日
芸能・文化
奄美市笠利町の県奄美パークは15日、恒例の「初春唄あしび」を開いた。島唄や舞踊など4団体約40人が出演。多くの親子連れと観光客、出演者の家族や近隣住民らが観覧する中、新春にふさわしい歌い初め、踊り初めで来場者を魅了した。
ステージは奄美看護福祉専門学校エイサー部の勇壮な演舞で開幕。永井三味線教室の児童生徒らが奄美大島南部の「ヒギャ節」で自慢ののどを披露した。藤川流古仁屋教室の生徒らは日本舞踊で新春の喜びを表現した。
奄美市名瀬を中心に有志で活動する合唱グループ「アマゴス」の6人は、海外ミュージカルの人気曲や映画音楽など6曲を熱唱。重厚な歌声の響きに会場から大きな拍手が送られた。曲に合わせて手拍子したり、一緒に歌ったりする人の姿も見られた。
ステージからの餅まきもあり、来場者は笑顔で餅を拾っていた。最後は会場一体で六調を歌い踊り、共に1年の幸福を祈った。