力を合わせ大綱編み 東伊仙東集落
2018年09月18日
芸能・文化
伊仙町の東伊仙東集落に伝わる「綱かき」が16日夜、東伊仙東公民館であった。同集落青年団(政寿樹団長)の呼び掛けで団員や地域住民ら約50人が参加。力を合わせて約20メートルの大綱を編み上げた。完成した綱は24日の十五夜祭の綱引きなどで使われる。
稲作の衰退とともに一時途絶えていたが、伝統継承と集落活性化のため、青年団の呼び掛けで15年前に復活。使用したわらは天城町内の農家が提供した。
わらを編む作業は年配者の指導を受けながら、青年団員らが伝統の技術を学びながら行われた。綱先をやぐらに引き上げながら、「せーの」の掛け声で力いっぱいわらを締め上げていった。
政団長(38)は「綱かきを通じて集落の団結が生まれ、活性化する。毎年の伝統行事として、子どもたちに継承していきたい」と話した。