奄美観光をけん引 奥篤次氏に南海文化賞贈呈
2023年11月02日
芸能・文化

第44回南海文化賞を受賞したばしゃ山村代表取締役会長の奥篤次氏(左)と、贈呈式に同席した次男で同社代表取締役社長の奥圭太氏=1日、奄美市名瀬
南海日日新聞社が各分野で優れた功績を残している個人や団体に贈る第44回南海文化賞の贈呈式が1日、奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)であった。今年の受賞者はリゾート施設「ばしゃ山村」代表取締役会長の奥篤次氏(76)=奄美市笠利町、産業・経済部門。奄美大島の自然や文化を生かした体験型観光を先駆的に実践した功績が評価された。
式典には奥氏と南海文化賞選考委員、南海日日新聞社役員らが出席。同社の村山三千夫代表取締役社長は「ばしゃ山村創業から50年、奄美観光をけん引してきた功績は大きい」とし、賞状を手渡して奥氏のさらなる活躍と観光業界の発展に期待を寄せた。
奥氏は「歴史ある素晴らしい賞を頂き、身に余る光栄。支えてくれた地域住民や利用客、取引先の関係者、従業員一同に深く感謝している」と述べた。式後は次男でばしゃ山村代表取締役社長の圭太氏(47)=同市笠利町=らと記念撮影し、祝福を受けた。