歴史も学び夜光貝磨く 池村さん講師に2年ぶり開催 奄美博物館
2022年09月16日
芸能・文化
奄美市名瀬の奄美博物館で15日、「夜光貝アクセサリー製作講座」があった。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催。講師は徳之島町で工房「海彩」を営む工芸作家の池村茂さんが務めた。参加者はヤコウガイの魅力に触れながら、集中して思い思いの作品を完成させた。
講座は、ヤコウガイの貝さじなどが出土した同市名瀬の小湊フワガネク遺跡の保存活用計画の一環。同日は2部制で、1部には22人が参加した。
参加者は同博物館が制作したフワガネク遺跡の紹介動画を鑑賞後、さまざまな形にカットされたヤコウガイから好みのものを選んで作業に入った。
作業では、10種類の目の粗さの紙やすりでヤコウガイを丁寧に磨き、光沢や手触りの変化を体感。磨き上げたヤコウガイはそれぞれペンダントやキーホルダーに仕上げていた。
2回目の参加だという藤井百合香さん(44)=奄美市名瀬=は「動画が分かりやすく歴史の勉強になった。完成したものは友人にプレゼントする予定」と笑顔を見せた。