鍛えた歌声で聴衆魅了　２５周年記念で発表会開催　徳之島民謡研究会

徳之島民謡研究会（中島清彦会長、会員１５人）の発足２５周年を記念した発表会が２３日、徳之島町生涯学習センターで開かれた。会員１５人が計１５プログラムに出演。鍛えた歌声で訪れた約１２０人の聴衆を魅了した。

 

同会は日本民謡協会の主催する民謡民舞全国大会への出場のために同協会の支部として１９９８年１月に発足。発表会は会員の発表の場として不定期で開催しており、同会によると徳之島町町制施行６０周年記念式典があった２０１８年以来、４年ぶりの開催。

 

出演者総出の「徳之島一切節」でスタート。徳之島島唄のほか、奄美島唄や新民謡、沖縄民謡など、出演者が多彩な民謡で自慢ののどを披露し、最後はワイド節と六調でにぎやかに締めた。

 

中島会長は「奄美に行けば街中で奄美島唄が、沖縄では沖縄民謡が流れているが、徳之島で徳之島の島唄が流れていることは少ない。奄美島唄に比べ録音が少ないという理由もあるが、今後も発表会を通じて島民へ徳之島島唄を聞いてもらう機会をつくっていきたい」と思いを込めた。