「軟らかい」「甘みがある」 給食で地場産マンゴー満喫 与論町の小中学校
2022年10月22日
子ども・教育
与論町は2022年度、地元の特産品を学校給食に取り入れる町特産品学校給食支援事業を行っている。18日は地場産マンゴーを入れたフルーツポンチを提供。町内の小中学校の児童、生徒らは「地元の味覚」を満喫した。
事業を通して地元の事業所に貢献するとともに、子どもたちに地元の食材を食べて知ってもらうのが狙い。国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用している。これまでにパッションフルーツ、パパイア漬け、プチムッチャー(よもぎ餅)などを提供した。
この日、フルーツポンチに入ったマンゴーを食べた茶花小2年生の児童らは「おいしい」「軟らかい」「甘みがある」などと大喜び。おかわりする児童もいた。
段原修司校長は「その土地のものを食べることは地域を知ることにつながる。マンゴーは他の地域では簡単には口にできない。島にいると気付かないことも分かり、食育の機会になる」と期待。町給食センターの裾分大喜さんは「これをきっかけに子どもたちが島の特産品に興味を持ってくれたらうれしい。食べることで味を知り、学びにもなる」と話した。