こども環境調査隊、沖縄・西表島視察
2019年07月23日
子ども・教育
奄美市内の小中学生6人で結成した「奄美こども環境調査隊」(奄美市教育委員会、南海日日新聞社主催)の沖縄県西表島視察が22日、始まった。初日は干潟の生き物を観察したほか、人と自然の共生に向けた地元の取り組みなどを学んだ。現地視察は25日まで。
21日に沖縄本島入りした隊員はこの日、「沖縄こども環境調査隊」(沖縄タイムス社、沖縄美ら島財団主催)の隊員8人と合流して空路石垣島へ。高速船で西表島に渡った。
島での活動では、NPO法人西表島エコツーリズム協会の徳岡春美さんを講師に招いて、浦内川の河口に広がる干潟を訪れた。隊員たちはミナミコメツキガニなどの生き物を見つけると興奮した様子でカメラを向けていた。
徳岡さんは、環境保全や環境教育、文化継承―といった同協会の活動を紹介。「山も川も海も全てつながっている。私たち人間は豊かな自然との調和を大事にしながら、観光の在り方についても考えていかなければならない」と強調した。
隊員の広政華乃さん(芦花部小5年)は「初めて見るカニもいて楽しかった。話を聞いて自然と一緒に生きることの大切さを改めて学んだ」と話していた。