みずみずしく自然描く 日本文化振興会会長賞に松枝さん(田検中3年) 第55回新院展

2023年11月08日

子ども・教育

新院展で日本文化振興会会長賞を受賞した田検中3年の松枝海翔さん=7日、宇検村田検

一般社団法人新日本美術院(総本部・東京都)が主催する第55回記念「国際公募新院展」で宇検村の田検中学校3年、松枝海翔さん(15)が日本文化振興会会長賞に選ばれた。「アランガチの滝」と題した作品で自然のみずみずしさを表現。松枝さんは「まさか受賞するとは思わず驚いた」と笑顔を見せた。

 

新院展は、美術・芸術・文化の向上や発展を目的に国際芸術交流の場として毎年開催。6部門で実施し、国内外から広く作品を公募している。今年の作品展は9月10~17日、東京都美術館で開かれた。

 

松枝海翔さんの作品「アランガチの滝」

「アランガチの滝」はP10号(530㍉×410㍉)の水彩画。夏休み期間中、滝を訪れて撮影した写真を基に2~3日かけて仕上げたという。透き通る水の流れを繊細に表現するため「透明水彩」と呼ばれる絵の具を用いるなど、画材にもこだわった。松枝さんは「滝つぼの水の飛沫(ひまつ)を強調したり、木々の暗いところと明るいところのグラデーションを出したりと工夫した」と振り返った。

 

幼い頃から絵を描くのが好きだという松枝さん。特に自然や生き物をテーマに作品制作に励んでいる。「今後は美術科のある高校に進学し油絵にも挑戦したい。将来はイラストレーターになるのが夢」と目標を語った。