大島学区 大島以外定員割れ 公立高希望は過去最低 来春中卒予定者進路調査
2018年08月09日
子ども・教育
【鹿児島総局】県教育委員会は8日、2019年3月の県内公立中学校卒業予定者を対象とした進路希望調査の結果を発表した。県内公立高校への進学希望比率は78・9%と過去最低を更新した一方、私立・高専(県外の国公立含む)は18・8%と過去最高だった。大島学区は大島・普通以外、全て前年度の募集定員を下回った。
国立・公立中学222校で7月10日現在の状況を調査した。卒業予定者は記録が残る1986年以降、最も少ない1万4803人だった。
前年度に比べて333人少ない1万1680人が県内公立高校、132人多い2778人が県内私立・高専への進学を希望した。
公立68高校中56校、117学科中91学科で希望者が前年度の募集定員に満たなかった。大島学区の希望倍率は大島・普通が最高の1・01倍。奄美・家庭0・88倍、徳之島・総合0・73の順に高かった。
県全体では①甲南・普通2・42倍②鹿児島南・普通2・11倍③鹿児島中央・普通1・88倍―の順に高く、①霧島・総合0・12倍②同・工業0・15倍③福山・商業0・20倍―の順に低かった。
調査は9月下旬に発表予定の2019年度募集定員の参考にする。学力検査は19年3月6、7の両日に実施。同14日に合格者を発表する。