奄美ならではの作品に 親子でキャンドル作り 大和小学校
2021年06月23日
子ども・教育
奄美の素材を使ったキャンドル作り体験が17日、大和村の大和小学校(新村篤校長、児童27人)であった。同校の家庭教育学級の一環で、児童と保護者ら約30人が参加。海岸で集めた貝殻やシーグラスを瓶に詰め、奄美ならではのキャンドルに仕上げた。
講師は、奄美市名瀬のツアーガイド業、白畑梓さん(34)。名瀬にアトリエ「奄美のあーさ」を構え、観光客や地元向けの創作体験なども展開している。新村校長は「家庭は教育の基盤。創作を通じて島の自然に触れつつ、親子の仲も深めてほしい」と話した。
参加者は各自好みの瓶を選び、底に導火線の根本を固定。貝殻やシーグラス、砂、サンゴの化石などを思い思いに詰めた後、透明のろうを流し込んだ。白畑さんは「個性あふれる作品ばかり。親子の心を明るく、温かくするアイテムになればうれしい」と語った。
同小1年の中野六花さん(6)は2年の兄・照将君(7)、母・香代さん(34)と3人で参加。「シーグラスがきれいで、ろうは甘い匂いがした」と振り返った。香代さんは「初めて参加したが、子どもたちが生き生きしていて自分も楽しかった」と話した。