小、中学校で入学式 感染対策の中、新たな一歩 群島各地
2020年04月07日
子ども・教育
奄美群島各地の小、中学校で6日、入学式があった。大島教育事務所によると、群島内の本年度入学者は小学校1067人(男534人、女533人)、中学校1006人(男533人、女473人)。新型コロナウイルスの感染防止対策が取られる中、真新しい制服に身を包んだ新入生たちは保護者や地域住民らに見守られ、学校生活の一歩を踏み出した。
奄美市笠利町の佐仁小学校(花房八重子校長)は、新1年生1人を迎えた。緊張した面持ちで花道を通って入場したのは、小勝陽斗君(7)。名前を呼ばれると、「はい」と元気に返事をし参列者に向かって丁寧にお辞儀した。
花房校長は「夜の9時までに寝る。ご飯をちゃんと食べる。すてきな笑顔で明るいあいさつをする。この三つを守って、笑顔と元気、力いっぱいの佐仁小学校の1年生になってください」と式辞を述べた。
お迎えのことばでは、代表の児童たちが「分からないことや困ったことがあったら何でも聞いてくださいね。一緒に勉強したり運動をしたりして楽しく過ごしましょう」と歓迎した。
6日に誕生日を迎えた陽斗君。式を終え、「勉強が好き。テストで100点を取れるように頑張りたい」と話していた。
大島教育事務所によると、本年度入学者がゼロの小学校は崎原、大棚、篠川、池地、西阿木名、西阿木名小三京分校、上城の7校。中学校は篠川のみ。
入学者が1人の小学校は知根、小湊、緑が丘、佐仁、名柄、薩川、西阿室、与路、油井、嘉鉄、手々、馬根、喜念の13校。中学校は市、名柄、阿室、与路、油井、手々の6校。