成瀬さん(大島北高)国際大会報告/龍郷町竹田町長ら表敬
2018年07月27日
子ども・教育
シンガポール国立大学で21~24日にあった「第5回グローバル・リンク・シンガポール2018」に県立大島北高校3年の成瀬茉倫さん(17)が出場した。龍郷町在住の成瀬さんは26日、竹田泰典町長らを表敬訪問し、「これからも研究を続け、世界に奄美を発信し続けたい」と話した。
大会はアジアを中心とする世界各国の中高生が、自分の考えや研究成果を英語で発表する国際アイデアコンテスト。自然科学と社会課題の2部門があり、スライドなどを用いてプレゼンテーションする「オーラルセッション」とパネル展示の「ポスターセッション」でそれぞれ上位入賞者を選出する。
成瀬さんは社会課題部門のオーラルセッションに出場。奄美の地域に根付いたコミュニティー文化「結い」を紹介し、得意の島唄も交えながら結いの文化を活用した地域活性化を提唱した。
大会を振り返り成瀬さんは「入賞はできなかったが、海外の友人からは『奄美に行きたい』『私の中ではあなたが1番』という言葉をもらえた。これからも地域の大切なものを伝えていきたい」と報告。竹田町長は「大いに期待しています。頑張ってください」と喜んだ。
成瀬さんは11月10日に奄美市笠利町の大島北高校である同校の創立70周年記念式典でもプレゼンを行う。