渡米する中学生に任命証 国際交流事業、あす出発 奄美市

2023年09月29日

子ども・教育

親善大使として任命証を受け取る参加生徒=28日、奄美市役所

奄美市国際交流事業で米国テキサス州ナカドウチェス市へ向かう中学生15人の出発式が28日、奄美市役所であった。親善大使として渡米する生徒たちは一人ひとり緊張の面持ちで任命証を受け取り、約2週間の交流活動に期待を膨らませていた。

 

両市は1995年に姉妹都市盟約を結び、以降、ほぼ毎年中学生の交流団を派遣し合っていた。奄美市から派遣された中学生は今年を含め296人。今年は新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの渡米となる。

 

参加生徒は市内6校から男子5人、女子10人。引率スタッフ2人とともに今月30日に奄美市を出発し、帰国する10月14日までホームステイしながら現地の中学校に通う。南カリフォルニア奄美会との交流も予定しているという。

 

式では参加者を代表して上地真心さん(赤木名中2年)が「国際感覚を身に付け、語学力を向上させたいという思いで参加した。滞在先の環境は日本とは異なる文化もあり、戸惑うこともあると思うが、国際的な観点から物事を考える力を付けたい」などと抱負を語った。

 

今年6月には、市内の中学生27人がオンラインでナカドウチェス市の中学生と交流した。