環境問題、自作絵本で 高校生が読み聞かせ 徳之島

2023年07月16日

子ども・教育

感情たっぷりに絵本を朗読する樟南第二高の生徒(左)=14日、伊仙町伊仙

【徳之島総局】天城町の樟南第二高校商業科の生徒が制作した絵本「ごみかいじゅう」の読み聞かせが14日、伊仙町立西伊仙児童館であった。同高校の生徒4人が1~2年生児童に絵本を朗読。ごみの分別法も指導して環境問題について分かりやすく伝えた。

 

「ごみかいじゅう」は、ごみ問題対策に対する住民意識の啓発を目的に、同高商業科の生徒が徳之島愛ランドクリーンセンターと協力して制作した紙芝居が原作。読み聞かせには、伊仙町放課後児童クラブ(学童保育)の児童12人が参加した。読み聞かせ後にはペットボトルのふたとラベルは外して燃やせるごみにする―などごみの分別法について学んだ。

 

参加した黒木美月さん(伊仙小2年)は「絵本でごみをポイ捨てしちゃだめだと教えてもらった。高校生のお兄ちゃん、お姉ちゃんが優しかったので分かりやすかった」と話した。

 

絵本を朗読した貞山來毅さん(樟南第二高3年)は「予想以上に子どもたちが元気で大変だった」と振り返り、「苦労した分、環境問題について分かってもらえたという手応えもあった。読み聞かせに参加した子たちが大きくなった頃に、徳之島のごみが少しでも減っていたらうれしい」と期待した。