町立「ひかり幼稚園」開園 古仁屋信愛幼稚園から移管 瀬戸内町

2023年04月11日

子ども・教育

緊張した様子で入園式・始園式に出席する「町立ひかり幼稚園」の園児たち=10日、瀬戸内町古仁屋

学校法人奄美信愛学園・古仁屋信愛幼稚園の閉園を受け、町が運営を引き継いだ「瀬戸内町立ひかり幼稚園」(赤岩道春園長)で10日、入園式と始園式があった。古仁屋信愛幼稚園からの進級児45人と新入園児17人の計62人は、保護者に手を引かれながら元気よく登園し、新しい幼稚園生活をスタートさせた。

 

古仁屋信愛幼稚園は今年3月、63年の歴史に幕を閉じ、園の施設と敷地を瀬戸内町へ譲渡。運営も町へと移管した。4月からの新入園児たちは新デザインの制服を使用。進級児たちは古仁屋信愛幼稚園時代の制服を着用する。

 

入園式・始園式で赤岩園長は「みんなで楽しい幼稚園にしていきましょう」とあいさつ。新しい園歌も披露され、園児たちは興味深そうに聞き入っていた。

 

入園した松田陽葵(ひまり)ちゃん(5)と彩陽(いろは)ちゃん(3)の母親・みどりさん(36)はかつて古仁屋信愛幼稚園を卒園。「自分が通った幼稚園と同じ建物で、同じ玩具(がんぐ)が残る幼稚園にわが子を通わせることができてうれしい。信愛幼稚園の良かった部分を引き継いでいってほしい」と話した。