英語と生物多様性学ぶ 知名町 小中学生がグリーンキャンプ

2022年08月07日

子ども・教育

新納さん(左)を講師に、島の植物について学ぶ参加者=4日、知名町の沖泊海浜公園

知名町教育委員会主催のイングリッシュグリーンキャンプが4、5の両日、知名町商工会館などであった。町内の小学5年生から中学生まで11人が参加。島の生物多様性を題材に、英語でのエコツアーガイドに挑戦し、英語力向上と自然環境への理解を深めた。

 

キャンプは国際コミュニケーション能力の向上や生物多様性の理解などが目的で、昨年に続き2回目。講師は町地域おこし協力隊員や外国語指導助手(ALT)、地域のIターン者、名古屋学院大の学生などが務めた。

 

初日はキャンプの概要説明など開会行事の後、同町の沖泊海浜公園へ野外調査に出掛けた。島の植物に詳しい新納忠人さんを講師に、島の希少植物や外来植物について学んだほか、漂着ごみやウミガメの産卵調査も行った。

 

午後から商工会館に戻ると、野外調査で学んだことを振り返り、自身の探究、エコツアーガイドしたいテーマを選択。最終日にかけて、資料作成や英語によるガイド原稿の準備を進めた。

 

最後は個人やグループでまとめた内容を発表。ウミガメの生態や島の基幹作物サトウキビの特徴、外来種の活用による駆除対策など、さまざまなテーマによる発表があった。

 

サトウキビについて発表した德山陽飛君(11)=下平川小5年=は「英語を学びたいと思い、参加した。自分たちでいろいろ考え、調べて発表できたのが楽しかった」と話した。