西表島の子どもらと意見交換 奄美こども環境調査隊
2019年07月25日
子ども・教育
奄美市内の小中学生6人で結成した「奄美こども環境調査隊」(奄美市教育委員会、南海日日新聞社主催)の沖縄県西表島視察3日目は日、森の中を散策し、多くの希少な生き物が暮らす島の魅力に触れた。
この日は、環境保全を目的に地元の小中学生で組織した「西表ヤマネコクラブ」の子どもたち人がガイド役を務めた。一行は島の西部を流れる浦内川を遊覧船に乗って上流に移動。その後、上陸してさらに上流にあるカンピレーの滝を目指し、約1・5㌔の道のりを1時間ほどかけて歩いた。同クラブのメンバーが道中で見つけた珍しいトカゲやカエルなどについて詳しく解説した。
夜は交流会を開き、奄美、沖縄両地域のこども環境調査隊と同クラブメンバーがそれぞれの地域で行われている環境問題解決への取り組みについて意見交換した。 隊員の岩崎二子さん(伊津部小6年)は「ヤマネコクラブの人たちが分かりやすく説明してくれた。きょうの経験を大事にして奄美でも生かしたい」、倉井潤那さん(名瀬小6年)は「自分たちの島のことをしっかり勉強しているヤマネコクラブの人たちに驚かされた。私自身も奄美のことを学んで、いろんな人を案内したい」とそれぞれ話した。