通学路に横断歩道設置 住用町見里集落
2022年02月08日
子ども・教育
奄美市住用町見里集落(村山則文区長)の国道58号にこのほど、横断歩道が設置された。同集落では交通量が多い国道が児童生徒の通学路となっているが、国道を横切る横断歩道がないことに心配の声が上がっていた。7日早朝、交通安全ののぼりを掲げた地域住民らが沿道に立ち、新設された横断歩道を渡って登校する子どもたちを見守った。
同集落の国道沿いや横断歩道が設置された場所の周辺では、過去に自動車同士の衝突事故や人身事故も発生。子どもたちを交通事故から守ろうと、子ども育成会や青壮年団のメンバーらが協力し、減速を促す看板の設置や通学の見守りなどを続けてきた。
村山区長は「警察署への要望書提出などにも取り組んできたが、自分たちでも動かなければ(横断歩道の設置は)実現しないと思い、交通安全の活動をしてきた」と語り、「長年の要望がやっとかなった」と喜んだ。
子どもたちは白く目立つ新しい横断歩道を渡り、元気よく登校。東城小4年の師玉心絆さん(10)は「みんなで渡れるし、事故もないように通れるのでうれしい」と笑顔で話した。
沿道で毎朝子どもたちの通学を見守っている青壮年団員の弓削洋平さん(35)は「スピードを出す車が多いので、横断歩道ができたことで子どもたちの安全安心につながる」と話した。