運動会シーズンスタート 12種目で白熱 大島高校体育祭
2022年09月08日
子ども・教育
約1週間ぶりに青空が広がった7日、奄美群島では小中高校の秋の運動会シーズンが始まった。同日は県立大島高校(黒木哲二校長、生徒671人)の第73回体育祭があり、生徒らは金久、笠龍、伊津部、上方、中南、下古の出身地区対抗で熱戦を展開。競技の部は上方と笠龍が同点で優勝、応援の部は笠龍が最優秀賞に輝いた。
台風の影響で予定より3日延期して実施。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に続き規模を縮小し無観客で開催した。
体育祭は地区対抗100メートル選抜リレーで開幕。俵運搬リレーや長縄跳び、学年ごとの集団演技などが続き、生徒たちは計12種目に爽やかな汗を流した。
応援合戦では、各地区の応援団が力強い演舞を披露。生徒らは間隔を開けたり、声出しを最小限に抑えたりと新型コロナ対策に配慮しつつ、気迫あふれる華やかなパフォーマンスで会場を盛り上げた。
応援、競技の部ともにトップを飾った笠龍の応援団長、野﨑凡央さん(3年)は「コロナ下でいろいろな制限があったが、先輩たちから受け継いだ伝統をつなごうという思いで全力を尽くした。練習時間が限られる中、応援では新しい振り付けにも挑戦した。応援と競技で2冠を取ることができて最高の気分」と笑顔を見せた。
台風や新型コロナの影響で日程変更や観客数の制限などがある中、大島を除く群島内の高校7校では9日から27日にかけて体育祭が行われる(与論高校は6月に実施済み)。10月上旬をピークに、ほとんどの小中学校や幼稚園でも運動会が開かれる予定。