2年ぶり、伝統の総踊り 伊仙町の鹿浦小運動会 地域高齢者と交流
2022年09月20日
子ども・教育
伊仙町立鹿浦小学校(池上祥一郎校長、児童27人)の運動会が19日、同小グラウンドであった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で実施できなかった全員参加の総踊りも2年ぶりに実施。地域の高齢者らの島唄に合わせて会場全員が輪になって伝統の踊りを楽しんだ。
運動会は当初は17日開催の予定だったが台風14号の影響で敬老の日までずれ込んだ。児童らは赤組、白組に分かれてリレー競技などで競い、台風一過の青空の下で全19プログラムで汗を流した。
総踊りは同校恒例のプログラム。阿三島唄踊り同好会(中井徳次郎代表)の会員約10人が参加し、三味線や太鼓を演奏して島唄を披露した。踊りがよく知らない児童らも高齢者らの踊りを見よう見まねしながら会場全体で伝統の踊りを楽しんだ。
同会会員の松本美江子さん(79)は「コロナ禍で地域行事も減ったが、久しぶりに伝統の踊りを伝えられてよかった」と笑顔。中洸眞君(6年)は「踊りは少し難しいけど楽しかった。最後のリレーまで接戦で楽しい運動会だった」と話した。