5年ぶり、七夕飾りで華やぐ 短冊に願い込め 中央通りアーケード(奄美市名瀬)

2024年08月08日

子ども・教育

短冊を丁寧に飾り付ける子どもたち=7日、奄美市名瀬

笹(ささ)の葉さらさら、のきばに揺れる─。旧暦の七夕(8月10日)を前に、奄美市名瀬の中央通りアーケードには7日、色とりどりの七夕飾りが設置された。奄美大島法人会女性部会(松元ひとみ部会長)による恒例の取り組み。新型コロナウイルス禍による規模縮小の期間を経て、5年ぶりに市内の学童クラブや保育所など14団体が参加した。子どもたちが願いを書いた短冊を飾り、アーケードを鮮やかに彩った。

 

商店街の活性化が目的で19回目。今年は計18本の七夕飾りを設置し、各団体が個性豊かに装飾。子どもたちは「野球選手になれますように」「平和に暮らせますように」などの願いが書かれた短冊を結び付けた。

 

金久保育所からは年長組19人が参加。折り紙で作った果物や輪飾りを園児らが一つ一つ丁寧に飾り付けた。加藤結衣那ちゃん(5)は「丸いやつとスイカの(飾り)を作った。保育園の先生になってみんなと遊びたい」と話した。

 

松元部会長(58)は「商店街が子どもたちの声でにぎわっているのを見るとうれしい。(七夕飾りを)見に来ていただければ」と笑顔を見せた。