奄美とやんばるの自然学ぶ オンラインで会場つなぐ 奄美博物館

2022年11月07日

子ども・教育

オンラインで会場をつなぎ、奄美とやんばるの自然について学んだワークショップ=5日、奄美市名瀬

奄美市立奄美博物館と公益財団法人沖縄こどもの国共催の「奄美とやんばるのいきもの作ろう」と題した連続ワークショップの第1回が5日、奄美市名瀬の同博物館であった。生き物に関心のある親子10人が参加。沖縄こどもの国(沖縄市)の会場とオンラインでつながり、昨年7月に世界自然遺産登録された奄美大島とやんばる(沖縄本島北部)の両地域の自然について理解を深めた。

 

奄美とやんばるの自然を学びながら、それぞれの地域の生き物の箱型ペーパーミニシアターを作るワークショップ。

 

初回は、奄美博物館の平城達哉学芸員と沖縄こどもの国の金尾由恵さんが、奄美大島とやんばるの森の生物多様性や、それぞれの地域に生息する希少種の生態などを紹介。2人はクイズを取り入れながら、奄美とやんばるの生き物の共通点や違いなども分かりやすく伝え、参加した子どもたちも積極的に意見を発表していた。

 

名瀬小4年の川上瑞葉さん(10)は「奄美と沖縄で祖先が共通する生き物がいたり、同じ生き物でも地域で特徴や行動に違いがあるという話が印象に残った」と話していた。

 

ワークショップは12月17日までの全5回。次回以降、ペーパーミニシアター作りを行う。