「町の発展と生活向上に全力を」　町長、町議選の当選証書付与　喜界町選管

２４日に告示され、無投票での当選が確定した喜界町の町長選挙と町議会議員選挙の当選証書付与式が３０日、町役場であった。現職の隈崎悦男氏（７０）と、町議選当選者１２人のうち１１人が出席。町選挙管理委員会の榊治委員長が証書を手渡した。任期は町長が１０月５日から２０２８年１０月４日まで。議員は１１月１日から２８年１０月３１日まで。

榊委員長は「今回は両選挙共に無投票となった。特に町議選では、町民の代弁者を選挙で信任を得て決めるという民主主義の基本が、町政初の無投票となり、評価が分かれるところだと思う。だが、全国的に町議会議員のなり手不足が懸念される中、立候補された皆さまにはその勇気と熱い志に心より敬意を表したい。町民の願いを的確に反映する喜界町の行政チームを作り上げ、その能力を最大限に発揮し町の発展と町民の生活の向上に力を尽くしていただきたい」と期待した。

隈崎氏は「農業振興、子育て支援など人口減少を乗り越えるための施策はひとつ欠けても成り立たない。４年間で政策を加速させ、人口減少に歯止めをかけたい」と意欲を語った。

町議選当選者１人は急用のため欠席し、代理人が証書を受け取った。