「シマッちゅ見習い隊」第1号 麻生川さんに辞令交付 「同世代に魅力をPRしたい」 宇検村
2022年10月13日
政治・行政
宇検村の「シマッちゅ見習い隊(地域おこし協力隊)」の辞令交付式が12日、役場村長室であり、大阪府出身の麻生川昌平さん(24)が着任した。元山公知村長は「『地域おこし協力隊』の名称を改め『シマッちゅ見習い隊』の第1号として迎えられたことに喜びを感じる。自身の力を存分に生かし、宇検村の魅力を多角的な視点で発信してほしい」と期待を込めた。
麻生川さんは、同府貝塚市を拠点に地方創生に取り組む一般社団法人に勤務。昨年10月に旅行で奄美を訪れた際に宇検村の自然や人に魅了され、将来、地元と同村とで連携企画ができないかという思いに至ったという。今夏には〝シマッちゅ見習い〟の肩書で、約1カ月間、同村で島の暮らしを体験。村民性や地域性に触れ、より深く村や島を知りたいと、移住を決めた。
主な活動内容は、ふるさと納税、観光・物産企画提案に関する業務。麻生川さんは「観光の振興をはじめ、市場ではパイ(資源)を増やすことを目指したい。宇検村は『人の温かさ』が美点であり、自身の強みでもある動画やデザイン編集などのスキルを生かし、同世代の若者に向けても村の魅力をPRしていきたい」と意気込む。着任は1日付、任期は原則3年。
「地域おこし協力隊」から新たな名称「シマッちゅ見習い隊」には、「地域外」という人材のイメージを拭い、住民との距離を縮める目的で変更された。