キビ増産活動展開へ
2014年07月05日
政治・行政
大島本島さとうきび生産対策本部(本部長・朝山毅奄美市長)主催の2014年度大島本島地区さとうきび生産振興大会が4日、同市の笠利農村環境改善センターであった。奄美大島の生産農家やJA、製糖工場、行政関係者ら約200人が出席。優秀農家1団体3個人の表彰や「肥培管理の徹底」「病害虫の早期発見、早めの防除」などり大会スローガンを採択し、サトウキビの増産活動を展開していくことを申し合わせた。
本部長の朝山市長と副本部長の徳田康光龍郷町長はあいさつ(代読)で「サトウキビは奄美の経済を支える上で重要な基幹作物。国のさとうきび基金事業を活用して肥培管理、病害虫防除、土づくりに努めよう。大会を契機に生産者と関係機関が連携を密にし、増産につなげよう」などと強調した。
来賓祝辞で県大島支庁農政普及課の奥真隆課長は「キビ安定のためには単収向上と収穫面積の維持拡大が大事であり、農家の皆さんは夏植えに努めていただきたい。奄美は台風の常襲地帯であることから、災害に強いキビ作りには共済への加入も必要。また、防風林の設置など地域ぐるみで取り組んでもらいたい」などと語った。
優秀農家被表彰者は次の通り。(敬称略)
▽生産量の部 榮完治(笠利町節田)、㈲ゆいなす(龍郷町浦)▽単収の部 湊春次(笠利町宇宿)、作下秀一(龍郷町赤尾木)