フローラルパーク再整備 知名町
2019年12月01日
政治・行政
知名町は本年度、健康拠点創出事業として同町知名のフローラルパーク・多目的運動場などの再整備を進めている。パーク内西側にある運動場の芝コート(2961平方メートル)を、さらに西側と南側に広げて現在の約3倍に拡張。パーク中央の土コートにはバスケットゴールとサッカーゴールをそれぞれ二つずつ設置する計画。町民の健康増進や、多世代交流の拠点としての機能強化が目的。来年2月末の完成を見込んでいる。
フローラルパークにはテニスコートや多目的運動場、子ども遊具施設などがあり、2017年度のスポーツ利用はテニス873人、グラウンド・ゴルフ7471人。
近年、競技が盛んなグラウンド・ゴルフは大会も頻繁に開催され、会場施設の需要も高まっている。半面、参加者の増加で多目的運動場が手狭になり、グラウンド・ゴルフに場所を占有され、大会時などは他の利用者が利用できないなどの問題も出ていた。
事業では遊休地となっている芝コートの西側と、以前はアスレチックなどの遊具が置かれていた南側、また敷地東側の遊具コーナーに面した土地の計3カ所の張芝を実施。またサッカーゴールを置く土コートの周囲には防護柵(約90メートル)も張り巡らす計画。
総事業費は約2700万円で、県の地域振興推進事業(補助率約50%)を活用。工事はすでに始まっており、来年3月頃の供用開始を目指している。
町企画振興課の担当者は「子どもたちへのアンケートでも『公園でボール遊びがしたい』など広い場所の確保を求める意見が多かった。多目的運動場の面積拡大で、グラウンド・ゴルフ大会の隣で子どもたちがボールを使って遊んだりできるほか、例えば野外音楽イベントなど新たなイベント企画のきっかけにもなれば」と期待した。