奄美4市町で15人 奄美市の医療機関でクラスター 県全体は337人 新型コロナ

2022年03月12日

政治・行政

県と鹿児島市は11日、新たに337人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。奄美群島在住者は1市3町で計15人だった。また、新たに奄美市の医療機関でクラスター(感染者集団)が確認された。奄美でのクラスター認定は今月1日の与論町以来。

 

奄美関係の新規感染者は、奄美市11人(10代から70代の男女)、知名町2人(30代の男女)、徳之島町1人(10代男性)、天城町1人(50代男性)。

 

新規感染者が多かった県内自治体は鹿児島市195人、霧島市26人、鹿屋市23人、薩摩川内市21人など。県外は3人だった。

 

クラスターが発生した奄美市の医療機関は名瀬徳洲会病院で、同院がホームページで公表した。県によると、感染者は11日までに20代から90歳以上の19人(患者14人、職員2人、職員の親族3人)が確認されている。院内で手指消毒や換気、職員のマスク着用は行われていたが、患者のマスク着用が不十分だったり、患者同士が密接な状態で会話をする場面があったという。これまでに関係者の検査を約170件行い、今後は検査結果を踏まえ、必要に応じて実施する。

 

11日は、伊佐市の医療機関と枕崎市の高齢者施設でもクラスターが確認された。

感染者の累計は3万5362人。10日現在、医療機関に363人が入院し、714人が宿泊療養、1937人が自宅待機している。重症者は1人で、酸素投与が必要な中等症者は67人。

 

また、県は11日、新たに感染者5人が死亡したと発表し、死者の累計は143人となった。