奄美8市町19人 9万人超え、変異株新系統初確認 県内コロナ
2022年06月21日
政治・行政
県と鹿児島市は20日、新たに174人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。県内の感染者は累計で9万人を超えた。奄美群島在住の感染者は1市7町で計19人(10歳未満から80代の男女)。また県は、変異株オミクロン株の新系統の感染者が県内で初確認されたと発表した。
新系統の感染者は「BA・2・12・1系統」が1人(60代男性)、「BA・5系統」が3人(10歳未満男児、10代女性、30代男性)で、いずれも軽症。4人は海外滞在歴がなく、県は市中感染とみている。「BA・2・12・1系統」の感染者確認は鹿児島県が全国で9都府県目、「BA・5系統」は11都県目。国立感染症研究所によると、両系統ともこれまでに、現在主流の「BA・2系統」と比べて感染力や重症度などに大きな差があるとの報告はない。
奄美在住の新規感染者は奄美市と徳之島町、与論町が各4人、伊仙町が3人、瀬戸内町、龍郷町、天城町、知名町が各1人。
新規感染者が多かった県内自治体は鹿児島市95人、鹿屋市14人、霧島市11人など。県外はゼロだった。また県内では新たに指宿市サークル活動でクラスター(感染者集団)発生が認定された。
感染者の累計は9万6人。19日現在、医療機関に153人が入院し、396人が宿泊療養、2123人が自宅待機中。重症者は1人で、酸素投与が必要な中等症者は12人。