宮古崎トンネル3月27日開通 奄美大島
2022年01月22日
政治・行政
塩田康一知事は21日の定例会見で、奄美市名瀬根瀬部と大和村国直間で整備を進めてきた県道名瀬瀬戸内線の宮古崎トンネル(延長2316㍍)が3月27日に開通すると発表した。同トンネルの供用開始について、塩田知事は「安全・安心、利便性向上だけでなく、観光振興や地域活性化にも大きく寄与できると考えている」と述べた。
県は災害に強い安全・安心な道路としての機能確保を目的に、2014年度から宮古崎トンネルを含む約2・9㌔のバイパス事業を進めてきた。総事業費約80億円で、トンネル工事費は約54億円。
宮古崎トンネルの供用開始により、現道の急峻(きゅうしゅん)な峠越え(延長約5・2㌔、標高160㍍)が解消され、距離で約2・3㌔、車の移動時間で約5分短縮される。
県大島支庁建設課によると、現在は照明設備や車両防護柵、反射材などの工事が行われている。