高齢者の3回目接種加速 徳之島町は2月中終了へ 徳之島3町

2022年02月15日

政治・行政

徳之島町でも始まった3回目の高齢者集団接種=13日、同町体育センター

【徳之島総局】徳之島町は13日、町体育センターで高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチンの3回目の集団接種を実施した。同町は6日にも3回目接種を行っているほか、天城、伊仙両町は個別での接種を進めており、徳之島での高齢者接種が加速。13日だけで島内の高齢者521人が接種を終えた。徳之島町の65歳以上希望者の接種は2月中にほぼ終了する見通し。3月以降は2回目接種から6カ月以上経過した64歳以下への接種を進める。

 

徳之島町の集団接種は徳之島徳洲会病院が主体となって実施している。ワクチンに余裕があるため、接種券が手元にある町外の住民も接種が可能。6日と13日の2日間で計916人が接種を済ませた。集団接種は20日と27日にも実施する。

 

集団接種で用いられたワクチンは全てモデルナ製で、同町保健センターによると、これまでに集団接種を済ませた住民から重篤(じゅうとく)な副反応があったとの報告はない。

 

2回目の接種を昨年7月上旬に済ませていた女性(65歳)=同町井之川=は「3回もワクチンが必要なんて予想していなかったが持病があるので安心のためには仕方ない。接種自体はとてもスムーズに済んだ」と話し、「コロナ禍で生まれた孫がもう2歳になるがまだ一度も会えていない。安心して会える日が待ち遠しい」とため息をついた。

 

天城町は1月21日、伊仙町では2月1日に65歳以上高齢者の3回目接種を始めており、両町とも1日に20人程度のペースで接種が進んでいるという。