4年ぶりに入所式 Iターン研修生迎え、激励 伊仙町農業支援センター

2022年04月26日

政治・行政

南さん(左から3人目)を迎えて開かれた入所式=22日、伊仙町農業支援センター

【徳之島総局】伊仙町農業支援センター「青緑の里」(同町伊仙)の研修生入所式が22日、同センターであった。同センターで研修生を受け入れるのは4年ぶり2人目で、大阪府出身の南武志さん(50)が入所。南さんは「大変だとは思うが、農業で生活できるよう1年間研修に励みたい」と意気込みを語った。

 

同センターは2018年、旧徳之島農業高校敷地内に開所。町の農業の将来を担う就農者の育成が目的で、研修期間は1年間。日額4500円の補助があり、月20~22日の研修がある。

 

入所式には大久保明町長や町経済課、県大島支庁徳之島事務所の関係者らが出席。大久保町長は「センターがIターンの受け皿にもなっているのは素晴らしいこと。全力でサポートしたい」と南さんを歓迎。大島支庁徳之島事務所の山方誠課長は「伊仙町の農業を引っ張っていけるような人材になってほしい」と激励した。

 

南さんは両親が伊仙町出身。研修制度を知って3月に大阪から伊仙町に移住してきたという。今後の目標について「農業で生活するのは苦労も多いとは思うが、しっかり勉強して自立を目指したい」と抱負。「ゆくゆくは両親を大阪から呼び寄せて一緒に暮らしたい」とも話した。