EV充電サービス導入へ DMM.com、両町に7カ所 脱炭素に向けた取り組みの一環 沖永良部島

2023年11月16日

政治・行政

DMM.comのEV充電サービス「DMM EV CHARGE」のイメージ(同社提供)

【沖永良部総局】DMM.com(本社東京都)は14日、同社が提供するEV(電気自動車)充電サービス「DMM EV CHARGE」を沖永良部島の和泊、知名両町に導入すると発表した。両町によると、2024年度中に役場や海浜公園など計7カ所に設置を予定している。

 

同社では国の補助事業を活用し、今年5月から全国の商業施設や宿泊施設、公共施設などに同サービスの提供を開始。導入に伴う現地調査、工事、補助金申請などの手続きを全て代行し、設置後の24時間365日のサポート体制や管理も担う。今後は奄美群島他地域にも導入を進めるとしている。

 

今回沖永良部島に導入されるのは6キロワット普通充電器で、設置予定箇所は和泊町が役場、笠石海浜公園、ワンジョビーチ、タラソおきのえらぶ。知名町は新庁舎、沖泊海浜公園、おきえらぶフローラルホテル。島内でのEV充電サービス充実により、島民、レンタカー事業者のEV普及促進にもつなげたい考えだ。

 

和泊、知名両町は22年4月に環境省の脱炭素先行地域に選定。同充電サービス導入は脱炭素に向けた取り組みの一環であり、両町の担当者は「環境に優しい持続可能なまちづくりに向け、EVの普及が進むことを期待する」(和泊町)、「ガソリンなどの化石燃料の高騰が島の生活に多大な影響を与えていることへの一つの打開策につながれば」(知名町)とコメントした。