「キビキビ体操」で交流 園児とデイサービス利用者ら 大和村
2024年01月26日
地域
大和村の大和へき地保育所(向井博美代表、園児16人)の園児13人が25日、同村社会福祉協議会通所介護事業所を訪れ、歌や体操を通じてデイサービスの利用者と交流した。同村のご当地体操「すなおにキビキビ体操」を一緒に踊るなど、楽しいひとときを過ごした。
保育所との交流会は新型コロナウイルス禍で希薄になった利用者と地域との交流を復活させようと、同事業所が昨年から行っている。
交流会では、園児一人一人の自己紹介の後、園児らが唄やダンスを披露。最後は施設内の大型テレビで「キビキビ体操」の映像を流し、職員らも参加してみんなで一緒に踊った。
デイサービス利用者の上原繁さん(92)は「子どもたちが施設まで来てくれて感謝。気持ちが朗らかになった」と笑顔。保育所年長クラス「すもも組」の村上文太君(6)は「家で踊りの練習をした。おじいさんやおばあさんと一緒に踊れて楽しかった」と話した。
キビキビ体操は、奄美の特産品黒糖の原料であるサトウキビを江戸時代に島に持ち込み、栽培や黒糖製造の礎を築いたといわれる同村の直川智(すなお かわち)翁の功績をたたえ作られたご当地体操。動画は大和村役場のユーチューブチャンネルで公開されている。