シニア世代もスマホ活用 奄美市で入門講座
2018年09月04日
地域
おおむね50歳以上を対象としたタブレット・スマートフォン(スマホ)入門講座は8月30日、奄美市名瀬のAiAiひろばで始まった。奄美大島内の27人が受講。9月14日まで、全4回の講座を通して基本的な操作方法などを学ぶ。
講座は県高齢者生き生き推進課とNPO法人eワーカーズ鹿児島の協働事業。シニア世代にタブレットやスマホの使い方を覚えてもらうとともに、それを活用した情報発信や交流をより活発にしてほしいと初開催された。
講習では、ボタン類の名称や機能、電源の入れ方・切り方のほか、タップ(画面を軽くたたくように1回触れる)やフリック(画面上で指先をなでるように動かす)などの操作を練習。後半は個人情報の保護など、犯罪に巻き込まれないための情報セキュリティー対策を学んだ。
参加した70代女性は「子どもに聞いても片仮名語ばかり。このように分かりやすく教えてくださる講習はこれまでなかったので、ありがたかった」と満足した様子。池水順二さん(78)=奄美市=は「通訳案内士として活動している。最近の外国人観光客はタブレットやスマホを使って質問してくるので、今後は自分もそれを使ってより詳しい案内ができるようになりたい」と語った。