ヒシクイ、飛来 奄美大島
2015年01月17日
地域
国指定天然記念物のヒシクイが奄美大島に飛来し、畑地などで羽を休めながら栄養を補給している。ユーラシア大陸のカムチャツカ半島で繁殖し、日本などで越冬する。国内の越冬地としては宮城県をはじめ東北地方が知られるが、少数は奄美群島にも渡ってくるという。奄美野鳥の会発行の「奄美の野鳥図鑑」などによると、国内に飛来するヒシクイは環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に位置付けられる亜種ヒシクイと、準絶滅危惧種に分類される亜種オオヒシクイの2種。体全体が暗褐色で、黒いくちばしの先端近くが黄色、足はオレンジ色をしている。オオヒシクイの方がくちばしが長い。