元気に水しぶき 3年ぶりに子どもたち参加 小野津海水浴場で海開き 喜界町
2023年05月09日
地域
喜界町の小野津海水浴場で7日、海開き(小野津子ども会育成会主催)があった。地域の子どもたちや保護者ら約40人が海の安全を祈願。海に飛び込んだ子どもたちは勢いよく水しぶきを上げ、本格的な海水浴シーズンの訪れを喜んだ。
小野津海水浴場では、毎年のゴールデンウイーク(GW)に育成会と青年団が協力し、海開きのイベントを行っている。新型コロナウイルスの感染拡大以降、昨年までは感染防止策として神事のみを実施しており、子どもたちも参加してのイベント開催は2020年以来3年ぶり。
この日は、神事、大島地区消防組合喜界消防分署の職員による応急手当や海の危険な生物などの講話と続いた。浜に隠されたおもちゃを探す「宝探し」では、子どもたちが合図とともに一斉に駆け出し、必死に探す姿が見られた。
イベントが行われた午前中は曇が広がり、時折、小雨がぱらつくあいにくの天気となったものの、浮き輪やゴーグルを身に着けた子どもたちは、水しぶきをあげながら今シーズン初めての海水浴を存分に楽しんだ。
かき氷や鶏汁も振る舞われ、GW最終日の砂浜には子どもたちの元気な声が響き渡った。早町小6年の繁山航君(11)は「海は少し水が冷たかったけど、楽しかった」と笑顔で話した。