周遊ツアーの提案も=「西郷どん」群島担当者会議
2018年02月01日
地域
西郷隆盛ゆかりの地の自治体などでつくる奄美群島「西郷どん」担当者会議は31日、龍郷町りゅうがく館で第3回会合を開いた。龍郷、天城、和泊3町がプロモーション事業について報告し、連携の必要性を確認。奄美大島、徳之島、沖永良部島をつなぐ周遊ツアー商品造成の提案もあった。
同会議はNHK大河ドラマ「西郷どん」放送を契機に、3町の官民関係者が情報共有を図ろうと昨夏発足した。今会合が本年度最終となる。
龍郷町は2018年度事業として▽ドラマ番組展▽特別企画展「西郷隆盛と菊次郎展」▽JTBの旅行商品造成▽ガイド育成▽西郷公園(仮称)整備事業―などを紹介した。
和泊町はガイドブックやドキュメンタリー番組の制作、日本エアコミューター(JAC)の奄美群島アイランドホッピングルート開設時期に合わせた企画展などに取り組む。
意見交換では、和泊町歴史民俗資料館の先田光演さんが3島を周遊するツアー商品化に関連し、「それぞれの島の郷土食や土産品、ストーリーをつくらないといけない」と訴えた。また「敬天愛人」を共通キーワードに、「家族愛の島」「運命の島」「幽閉・蘇生の島」など島ごとの特徴を捉えたキャッチコピーづくりも提案した。
2月1日は龍郷町内のゆかりの地を視察する計画。