喜界島サンゴ礁科学研究所の敷地内に新設された研究・展示棟(上)と、完成祝賀会=7日、喜界町早町
喜界島のサンゴ礁研究の拠点施設、喜界島サンゴ礁科学研究所(山崎敦子所長)の研究・展示棟がこのほど、喜界町早町の同研究所敷地内に県事業を導入して新設された。喜界島の周辺海域で採取されたサンゴ礁の化石や骨格など学術資料の展示室を設けたほか、島外から訪れた研究者用に宿泊機能も持たせており長期滞在も可能。現地から研究成果を発信する拠点としての役割も担う。山崎所長は「研究者と地域住民をつなぎ、地元での教育の場としても活用したい」と、施設整備の意義を強調した。