大島紬で龍郷焼酎蔵巡り 女性限定、飲み比べも
2020年02月23日
地域
龍郷町の奄美黒糖焼酎3蔵元をバスで巡る「酒(しゅ)タンプラリー」が22日、同町であった。女性限定のイベントに20人が参加。焼酎の製造工程を学び、各銘柄を試飲して楽しみながら奄美の食文化について見識を深めた。
イベントは龍郷町の女性らでつくる団体「HUG(ハグ)奄美」(里井つとよ代表)が企画し、㈱しまバスが主催。ハグ奄美の呼び掛けで多くの女性が大島紬に身を包んで参加した。
参加者は町田酒造、奄美大島酒造、山田酒造を巡り、各社の焼酎の製造工程を見学。それぞれの銘柄を飲み比べ、ほろ酔い気分で語り合いながら味の違いを楽しんだ。
友人と3人で参加した里井聖子さん(38)は「焼酎を飲み比べるような機会はあまりないのでとても面白かった。大島紬も結婚式以来で着る機会ができてうれしい」と笑顔。
大島紬の着こなしをウェブ上で提案する紬アンバサダーでもある藤田はつ江副代表は「龍郷町にある個性的な3蔵元を女性にも知ってもらえればと企画した。紬の町でもあるので、今後も日常的に大島紬を着られるようなイベントを考えていきたい」と話した。