業務体験で理解深める 児童らが「こども図書館員」 与論町

2022年05月13日

地域

本の修理をする「一日こども図書館員」の参加者(左)ら=3日、与論町立図書館(提供写真)

【沖永良部総局】与論町立図書館(林健太郎館長)で3日、町内の小中学生4人が「一日こども図書館員」を体験した。こどもの読書週間(4月23日~5月12日)に合わせた取り組みで、児童生徒たちは本の貸出業務などを体験し、図書館への理解を深めた。

 

「一日こども図書館員」は、図書館をもっと身近に感じてもらい、読書の輪を広げる機会にしようと企画。この日は、茶花小学校の林聖羅さん(4年)、富ゆめ花さん(4年)小高栄太郎くん(5年)、与論中学校の高杉彩香さん(1年)の計4人が参加した。

 

4人は館長から委嘱状を受け取り、館内を見学した後、おはなし会読み聞かせの練習やカウンターでの本の修理やポップ作りも行った。

 

昨年も参加したという小高くんは「大人用の棚で『あ』から始まる作者がたくさんいることに気付いた。これからも図書館のことをたくさん学びたい」。富さんは「大人になったら図書館で働いてみたいと思った。来年も参加したい」と話した。