涼求め海水浴楽しむ 秋分の日も真夏日続く 奄美市名瀬

2023年09月24日

地域

涼を求めて海水浴を楽しむ人たち=23日、奄美市名瀬

23日は「秋分の日」。昼夜の長さがほぼ同じになる日で、秋分と春分を中日とする前後7日間は日本の雑節で「彼岸」と呼ばれる。日本の気候を表す慣用句に「暑さ寒さも彼岸まで」があるが、23日は奄美各地で最高気温が30度を超え「真夏日」となった。同日、全国4位となる32.5度を記録した奄美市名瀬では厳しい残暑を乗り切ろうと、海水浴や氷菓子に涼を求める島民や観光客の姿が見られた。

 

名瀬の大浜海浜公園では午後2時ごろ、親子連れを中心に約30人が浜辺で水遊びを楽しんだ。子ども2人と訪れた奄美市の会社員、中山俊樹さん(32)は「子どもたちもこの暑さにうんざりしている。早く涼しくなってほしい」。

 

福島県から観光で来島中の下田陽輔さん(35)は、かき氷を手に浜辺を散策。「地元はだいぶ涼しくなってきたが奄美は暑い。夏が続いているようだ」と驚きの表情を浮かべた。

 

名瀬測候所の2週間気温予報によると、名瀬は平年と比べて気温が高く、最高気温30度超の真夏日が続く見通し。