留学生が日本語弁論大会=奄美市名瀬
2018年03月01日
地域
東南アジアの若者らを受け入れる日本語学校「カケハシインターナショナルスクール奄美校」(中川智尚校長、学生30人)は28日、日本語弁論大会を奄美市名瀬のAiAiひろばで開いた。教職員や留学生のアルバイト先の関係者らが見守る中、今春卒業予定の学生12人が、日本や奄美の印象やさまざまな体験から考えたことを発表した。
弁論大会は初開催で、全体テーマは「奄美で考えたこと」。学生たちはそれぞれ、奄美での生活や勉強、アルバイトで地元の人たちと交流した経験などを発表し、奄美の印象や日本と母国との違いなどを語った。
最優秀賞は「奄美だけのもの」をテーマに発表したベトナム出身のブー・ティ・タオさん(30)、特別賞は「奄美の方言」について発表した同国出身のグエン・タイン・ミー・ヴァンさん(21)が選ばれた。
学生らによる「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)の朗読や日本語曲の合唱もあり、観客席からは、温かい拍手が送られた。